父から息子へ

50歳前に生まれてくれた一人息子へ残す言葉

最愛の息子へ その9 悪い予感ほ神様のアドバイス

とうさんは決して信仰心が深い訳では無いので、神とか口に出すのは嫌なのだけれど、こんなエピソードを聞いてね。

きみも知っての通り、とうさんも面倒くさがり、臆病、グズグズしています。もうじき還暦でも、なかなかなおらないんだ。仕事で、「この件はもう少し後でも何とかなるだろう」と、先送りして、本当にギリギリに片付けようとすると、他の用事が入ったりして、結局間に合わなくなったりすることが、多々。

でも、実はそうなるずっと前に、その事を考えてもいない時に、ふと、「もしかしてまずいんじゃない」と頭に浮かぶんだ。それって、神様が、「お前、このままじゃ、危ないよ、失敗するよ」って教えてくれてるような気がする。

失敗した後で、「そう言えば、こうなるって、うかんでたな」と思うんだ。

キミはうかんだら、勇気を持ってそこで何とかしてね。それが成功する人だと思うよ。

最愛の息子へ その8 「平和主義はいいんだけど」

とうさんも争いごとは苦手。他の人を負かして自分の思う通りにしたいとは思わない。
でも、他の人が自分に対して、愛する家族に対して危害を加えるようなことがあったら対峙して、場合によっては体を張るよ。
君もどこかとうさんに似てる。意地悪すり子に対して、相手にせずやり過ごすね。でも理不尽なことを求められたら、絶対「イヤダ!」って言うんだよ。最後はとうさんが守るからね。

最愛の息子へ その7 「なぜ?どうして?」

これから、いろんなことを経験すると思うけど、そんな時、なぜ?とどうして?を考えてね。「なぜ、とうさんはあんなに怒ったのか?」なんていうところから、「どうして人類は戦うのか」とかね。すぐに答えが出なくても、調べたり、聞きたりしていこう。「まぁ、いいや」はだめだよ。